この記事は2007年当時に書かれたものを一部リライトし再掲載したものです。
現在とは状況が異なりますのでご注意ください。

 

 



サナアの街を歩いていると実に様々な人から様々な言葉を掛けられました。

大人は大概「Hello!」「Welcome to Yemen!」「ياباني؟(日本人?)」という挨拶なんだけど、これが子どもからの声掛けとなると一変。皆そろいもそろって「صورة(スーラ=写真)」と声をかけてくる。
物怖じしない3歳~5歳くらいの子が特に多く、カメラを持って歩いていると結構な確率で「あろー!ちゅーら!」と駆け寄ってきてこれがまたかわいい♡

まだ発音が曖昧な年ごろの子が多いのでHelloがアローになり、スーラがチューラに。そしてくったくのない笑顔で駆け寄ってこられたら何枚でも撮っちゃうよね(*´ω`*)


イエメンの子どもたちは写真を撮ってもらうのが遊びの一種なのか、撮った写真をディスプレイに映してあげてその姿を確認すると大体満足してどこかに行ってしまう。
大体アジアだとこの後に「マネー」と言われてひと悶着繰り広げるまでがセットなイメージなんだけどね笑

一人の子に写真を撮ってあげると私も僕も、とわらわら集まってきて終わりがないので笑、時にはお断りしちゃうこともあったんだけど、つかの間の子どもたちとのコミュニケーションは旅の中でも印象深い出来事の1つ。
お互い言葉はわからなくても「スーラ!」と声をかけてもらうだけで一気に距離が近くなり、時には旅の指差し会話帳を使って言葉を教えてもらうこともあり、とっても楽しい時間を子ども達からもらいました(*´ω`*)

ちなみに子どもたちが写真を撮って、と寄ってくると書きましたが、大人もそれなりに寄ってきます。

(一番最後の写真の彼は頬にカートを含んでいます。イエメンではこういうハムスターちゃんは珍しくなく、ゴロゴロいる印象。)

カメラが珍しい…というわけではなかったんだろうけれど、当時プラズマ・液晶テレビがすっかり主流になっていた日本に対し、イエメンではまだブラウン管テレビが売られていたので、もしかしたら誰しもが持っているものではなかったのかもしれないなぁ。

 


この事を記した当時の旅日記には
「また「あろー!ちゅーら!」を聞きにイエメンに行きたいな。それまでイエメンという国が今のまま変わらずありますように」
と記されています。

当時はイエメンの人たちが観光客の扱いにこなれてしまったら楽しくないので、今のまま素朴でいてほしい、という趣旨で書いたのですが、皮肉にももっと悪い方向にイエメンという国は変わってしまいました。

当時写真に写ってくれた子ども達、町の人たちは今どうなっているのか…

イエメンは内戦が起きているのですが、地形上の関係で報道機関がイエメン国内に入って取材がしづらいという背景があり(代理戦争でその陣地が云々…という政治的な事情もあったかも。ごめんなさい詳しくはわかりません。。)、日本だけでなく様々な国でイエメンで起きている状況があまり報道されていません。そのため人道支援もままならず、支援が足りていません。
イエメンを旅してから10年以上が経とうとしていますが、今でも交わした会話や思い出が私の脳裏に色濃く焼き付いています。。
たくさんの幸せをくれた国が早く元に戻ってほしい、イエメン国民がまた観光客と写真を撮ってのんきに戯れる日常が戻ってほしい、と願ってやみません。

 

 

↓代表的な募金のサイトのリンクを貼ったので見て知ってもらえたら嬉しいです。↓

イエメン緊急支援のお願い【国連UNHCR協会】

人道危機緊急募金【日本ユニセフ協会】

イエメン人道危機対応支援【ジャパン・プラットフォーム】

 

 

 

 

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